麻疹(はしか)の検査・予防接種について

【検査について】 当院では麻疹ウイルスに対する抗体検査に対応しています。 症状がない場合、念のための検査については保険適応はありません。 自費での検査(健康保険は適応なし)になります。 料金について、初診の場合概算で7,500円前後です。 次項での記載の通り、予防接種の料金とほぼ同額ですので、 検査をせずに予防接種を行なうことを検討されても良いかもしれません。 麻疹の抗体を既に保有していても、重ねて接種することに 問題はありません。

【予防接種について】 現在、麻疹単独のワクチンが入手出来なくなっており、 麻疹・風疹混合ワクチンでの接種になります。 料金は8,000円です。 風疹の抗体を既に保有していても、重ねて接種することに 問題はありません。 現在麻疹の流行によりワクチンの入手が非常に困難になっています。 当院では学業(病院実習・教育実習など)に必要な学生さんを優先的に ご相談させて頂いています。

【麻疹について】 厚生労働省ホームページ参照 最近麻疹の発生について、関東や直近では関西で報告されています。

麻疹は、麻疹ウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。 麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、 その感染力は非常に強いと言われています。 免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が 持続すると言われています。

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。 2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。 死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。 その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、 麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる 中枢神経疾患を発症することもあります。

麻疹は感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。 麻疹の予防接種が最も有効な予防法といえます。 定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、 麻疹の罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。

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